ダブル前衛の基本
2016/07/25
最強の陣形とされるダブル前衛。
今回はダブル前衛の基本について紹介します。
興味があるならチャレンジしてみましょう。
ダブル前衛の戦略については別ページで解説しています。
動画で解説!
気楽に知りたい場合は動画を、しっかり知りたい場合は下のページをごらんください。
ダブル前衛の基本形
ダブル前衛は下の図のようなポジションが基本となります。
一人はサービスライン付近で、ロブを警戒。
もう一人は2~3歩前で、ポイントを取りに行きます。
そして状況によって2人とも前に詰めたり、下がったりします。
後ろのポジション
- ローボレーでつなぐ
- ロブを追う
- 浮いてきたら決める
の3つが仕事です。
ネットから離れているので、決めようと思いすぎるとミスが増えてしまいます。
ポーチにもでにくいです。
なので、攻撃力は中ぐらいで、浮いたボールがくるように崩します。
チャンスボールはスマッシュなどでしっかり決めましょう。
ネット寄りのポジション
- ポーチボレーにでる
- ヒッティングボレーやハイボレーで決める
の2つが仕事です。
攻撃100%のポジションです。
自分の上を越すロブを打たれやすいので、スマッシュも深いところまで追わないといけません。
状況や相手の戦略を見極めるのも大事ですね。
ダブル前衛の戦い方
キーワードは速攻・一撃必殺。
2~3球で決めに行きます。
チカラいっぱい打つという意味ではなく、ローボレーでコースを狙い、甘いボールが来たらすべて叩きます。
相手の速いボールをローボレーで返すのは難しいので、できれば攻撃のチャンスを与える前に決める方がいいでしょう。
まさに先手必勝です。
サーブはアンダーカットで
サーブはファーストサーブでもアンダーカットが基本です。
インドアやハードコートならほとんどはねず、サーブ側に有利になります。
浮いてきたボールを1撃で決めることができます。
オムニやクレーではそこまではねないサーブは打てません。
ですが、ネットの半分以下にバウンドがおさえられるようにしましょう。
高い打点からレシーブを打たれると、かなりキツくなります。
徹底的にアンダーカットサーブを練習しましょう。
ダブル前衛で必要な技術
ダブル前衛で必要な基本技術を書きだします。
- ベースラインまで追えるスマッシュ
- 安定感のあるローボレー
- ヒッティングボレー
- ハイボレー
- アンダーカットサービス
- 攻撃的なレシーブ
この6つは絶対必要です。
ガチガチのダブル前衛でいくなら、ストローク練習はそんなにいりません。
それぞれの打ち方などは、順番にページをつくっていきます。
ダブル前衛のデメリット
デメリットは
- ミスが続きやすい
- 中途半端では勝てない
の2つです。
ミスが続きやすい
攻撃的なフォーメーションなので、ミスが多発します。
とくに、調子が悪いときなんかは、ことごとくミスしてしまいます。
対処法としては
- 落ち着いて立て直す
- たくさん練習する
ぐらいしかないのですが、攻撃重視のフォーメーションなので覚悟しておきましょう。
中途半端では勝てない
ダブル前衛にあこがれて、ちょっとかじるだけは中途半端です。
ダブル前衛は極めると最強の陣形ですが、中途半端では最弱の陣形です。
本気でやるならまわりにも相談して、極めるつもりで練習メニューを考えましょう。
練習の問題点
ダブル前衛では、普通の練習とはメニューが違います。
ヒッティングボレーやアンダーカットサービス、ハイボレーなどをしっかり練習メニューにいれないといけません。
また、後衛側も「後衛」という意識を捨てて、しっかりとローボレー練習やスマッシュ練習をしましょう。
しかし、後衛練習も前衛練習も参加していると、
「ボール拾いしろよ!」
とケンカになるので、しっかりとチームで話し合っておきましょう。
まとめ
ダブル前衛は有名になってきています。
しかし、やはり難しいフォーメーションだということは否定できません。
本気でやるなら極めるつもりで必死に練習しましょう。
技術が高まってきたときに爆発的にうまくなるフォーメーションなので、やるならとことんやりましょう。
すぐにあきらめるのが一番もったいないです。