前衛の正面に打ってしまうクセをなおす
前衛に取られないようにしようとすればするほど、前衛の正面に飛んでいく…
このような悩みを持つ後衛はけっこう多いです。
今回は前衛の正面に飛んでいく理由と、その対処法をお話しします。
動画で解説!
動きの解説はありませんが、動画でも解説しています。
この下でも文章でまとめていますので、お好きな方をごらんください。
なぜ前衛の正面に飛ぶのか?
これは「前衛を気にしているから」です。
クロスばかり考えているとクロスに飛ぶのは当たり前ですよね。
だから、前衛を意識してしまうと、前衛に飛びます。
「前衛に取られたくない!」
と思えば思うほど、前衛を意識して前衛に飛んでいきます。
そして簡単にボレーされて点をとられます。
これは非常にもったいないです。
- けん制にすらならない
- 相手を調子に乗せてしまう
- 自滅して戦う気がなくなっていく
など、いいことナシです。
後衛としてはこの状況を変えていかないといけないので、以下で対処法を説明します。
ボレーされてもいい
前衛の正面に飛んでしまう人は、
「ポーチされたくない!」
と考えすぎな傾向があります。
これは考え方が逆で、ボレーされてもいいんです。
相手は取りに来ているのですから、よっぽどのレベルの差がないかぎり取られて当たり前です。
1試合に5本ぐらい取られても、味方の前衛が6本とればいいのです。
まずはそういう考えになりましょう。
後衛とラリーしよう
ボレーされてもいいので、相手後衛としっかりラリーしてください。
前衛ばかり意識していると、後衛とラリーができません。
すると、味方の前衛もポーチにでられなくなります。
はじめは一切前衛を見なくていいです。
相手がどう動いてもクロスに打つのですから、見なくても一緒ですよね。
後衛とラリーをするようにすると、以下のことに気づきます。
- 意外とボレーされない
- ボレーされる展開がある
まずこの2つに気づきましょう。
意外とボレーされない
クロスばかり打っていても、すべて取られるわけではありません。
試しにゲーム練習ですべてクロスに打ってみましょう。
「クロスに打っても意外と取られない」
ってことに気づけると自信を持ってラリーできるようになります。
ボレーされやすい展開がある
クロスばかり打っていると、どこかのタイミングでボレーされるでしょう。
それは、あなたのフォームを見て、
「今ならポーチに出られる!」
と前衛が判断したからです。
もしかしたら打つ場所とか、ポイントによってそう判断したかもしれません。
前衛がいつポーチにでてくるのか?
っていうのを体と感覚で覚えていきましょう。
これは前衛にポーチされないと分かりません。
この感覚が分かったら、
「あ、この展開はボレーされることが多かったな」
となって、パッシングやロブでかわすことができるようになってきます。
この感覚が分かるまで、100本ポーチされるぐらいの覚悟でクロスに打ちましょう。
取られるのは確かに悔しいしイラッっとしますが・・・
それを乗りこえると、後衛は急成長します。
まとめ
ゲーム練習では何本もポーチされましょう。
試合本番じゃないので、何本ポーチされてもOK。
「ムカつく!」じゃなくて、
「ボレーしてくれてありがとう」
ぐらいの気持ちです。
前衛の正面に持って行ってしまったら、何も勉強になりません。
ですが、クロスでラリーしてポーチされれば、絶対何か勉強になります。
相手に「なんでボレーに出たの?」と聞いてみるのもいいですね。
そうやって自分の中でパターンを増やしていきましょう。
これは意識して考えていかないと意味がありません。
- 後衛としっかりラリーする
- ポーチされるパターンを覚える
この2つを意識して、前衛の正面に持って行ってしまうクセをなおしていきましょう!