後衛の役割と3つの心得
2016/07/26
後衛はたくさんのボールが集まるポジションです。
相手の後衛とだけ勝負するのならいいのですが、実際には前衛がいますので、1対2の不利な状況です。
そんな状況で適当に打っているだけでは、どうしてもミスが増えて負けてしまいます。
今回は後衛の役割と理想の後衛についてお話します。
後衛のお仕事は?
後衛の仕事は大きく分けて2つあります。
- ラリーをつなげる
- 前衛をかわす
ひとつずつ見ていきましょう。
ラリーをつなげる
勘違いしてはいけないのは、「決める」ではなくてつなげるです。
自分からミスしてはいけません。
うまい人の試合では、速いボールでガンガン攻めていますが、あれは速いボールでも入るからです。
もちろんいいボールを打って相手を崩すのも大事ですが、一番の仕事はつなげることです。
前衛をかわす
相手の前衛は常にじゃまをしてきます。
攻めにいってとられるのは仕方ないですが、無意味にとられてはいけません。
無意味なボールがないか、自分のプレーを見直してみましょう。
無意味なボールとは?
攻めているつもりが、前衛にとってはチャンスボールになっているボールのことです。
例えば、
- 浅いボールをアンダーストロークで打った場合(トップ打ちならOK)
- ベースラインの外側から前衛アタック
距離が近くても下から打たれたら怖くありません。
ベースラインの外から打ってもスピードがないので、攻撃になりません。
こういう場合はロブを打ち、無意味にボレーされないようにしましょう。
これを忘れてガンガン攻め続けると、ミスで自滅してしまいます。
理想の後衛の3つの心得
ここでは後衛の心得を3つ紹介します。
- 1本でも多くラリーする
- 相手後衛の弱点を狙う
- 決めるときは決める
当たり前かもしれませんが、試合で勝てない人はここができていません。
これさえできれば、ミスを最小限にできるので、技術があがるにつれて勝率も上がっていきます。
今から簡単に一つずつ解説しますので、普段のラリーや後衛練習で意識していきましょう。
1本でも多くラリーする
何があっても、自分からミスしないようにします。
深くて打ちにくいボールや体勢が崩れたときは無理に打たずにロブでつなげましょう。
当てるだけでもいいので、できるだけベースライン付近に返すのがコツです。
相手後衛の弱点を狙う
ベースラインの内側から打てる場合は相手の弱点を狙いましょう。
基本的にはバック側を狙うといいです。
決めるときは決める
サービスライン付近にゆるいボールがきたらチャンスです。
できるだけ高い打点でコースを狙いましょう。
もしくは得意なコースに来たときに攻めてもいいでしょう。
一発で決める必要はありません。
味方の前衛にチャンスボールがいくように追いこむだけでOKです。
以上の3つが後衛の心得です。
常にこれを意識して練習してみてください。
それだけで簡単に負けない後衛になることができます。
まとめ
意外と教えてもらえない後衛の役割と心得についてお話ししました。
後衛はボールを触る機会が多いので、ミスはどうしても増えてしまいます。
なので、普段の練習からミスが最小限になるように考えましょう。
今回のお話はここまでです。
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